株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女111名を対象に、「中古マンションの購入とリフォーム」についてのアンケート調査を実施しました。
無料オンラインセミナー

プロが現場で見極める4つのポイント
【セミナーの内容】
- 築26年以上でも価値を保つ物件とは
- 耐震性・寿命・建て替えリスク
- 信頼できる不動産会社の見分け方
- 掘り出し物件の探し方
- 都市部の市況や将来予測をカバー
- 後悔しない買い時を判断できる
調査概要と回答者属性
調査内容:「中古マンションの購入とリフォーム」についてのアンケート調査
調査期間:2025年3月8日(土)〜2025年9月25日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:111人
調査対象:男性59人、女性52人
回答者について
回答者の性別

- 男性:約53%
- 女性:約47%
回答者の年代

- 20代:約14%
- 30代:約31%
- 40代:約32%
- 50代:約20%
- 60代以上:約3%
無料オンラインセミナー

プロが現場で見極める4つのポイント
【セミナーの内容】
- 築26年以上でも価値を保つ物件とは
- 耐震性・寿命・建て替えリスク
- 信頼できる不動産会社の見分け方
- 掘り出し物件の探し方
- 都市部の市況や将来予測をカバー
- 後悔しない買い時を判断できる
リフォーム前提での物件購入に関する実態

- リフォームは考えていなかった:約33%
- どちらかというとリフォームはあまり考えていなかった:約24%
- どちらかというと前提として購入した:約23%
- 前提として購入した:約19%
中古マンション購入時のリフォームに対する考え方は、購入者によって大きく異なります。調査結果では、明確にリフォーム前提で購入した人は約19%にとどまり、多くの購入者はリフォームをあまり考えずに物件を選んでいることが判明しました。
最も多いのは「リフォームは考えていなかった」で約33%を占めています。一方で、何らかの形でリフォームを意識して購入した人(「どちらかというと前提として購入した」「前提として購入した」の合計)は42%となっており、約4割の購入者がリフォームを視野に入れていたことが分かります。
リフォーム前提で購入しなかった理由
リフォームを考えずに購入した主な理由として以下が挙げられています:
- 物件の状態が良好だったため
- 追加費用を避けたかったため
- リノベーション済み物件だったため
- そもそもリフォームの必要性を感じなかったため
これらの理由から、多くの購入者が現状の物件に満足していることが読み取れます。
リフォーム前提で購入した理由
一方、リフォーム前提で購入した人の理由には以下のような特徴があります:
- 自分好みの空間にカスタマイズしたかったため
- 物件の状態に問題があり修繕が必要だったため
- 間取りを変更したかったため
- 設備を新しくしたかったため
こうした回答から、リフォーム前提の購入者は明確な改善目標を持っていることが分かります。
現在のリフォーム意向と意識変化

- リフォームしたい:約23%
- どちらかというとリフォームしたい:約23%
- どちらかというとリフォームしたくない:約11%
- リフォームの予定はない:約43%
購入時の意識と現在の意向を比較すると、興味深い変化が見られます。現在リフォームしたいと答えた人は約46%となっており、購入時にリフォームを前提としていた人(約42%)を上回っています。これは住み始めてから新たなニーズや課題が生まれていることを示しています。
リフォームしたい理由の傾向
- リフォームを希望する理由として最も多く挙げられているのは
- 自分好みの空間にカスタマイズしたい
- キッチンや水回りの機能性を向上させたい
- 住み心地をより良くしたい
リフォームしたくない・予定がない理由
一方、リフォームを避ける理由として、
- 費用がかかるため
- 現状に満足しているため
- すでにリフォーム済みのため
- 手間や時間がかかるため
が主な要因として挙げられています。
リフォーム予算に関する準備状況
- リフォームの予定はない:約44%
- リフォームの予算はきちんと準備している:約16%
- リフォームはしたいが、予算に関してはまだ動けていない:約13%
- リフォームはしたいが、予算に関して相談・情報収集している:約12%
- リフォームはしたいが、予算は準備している途中:約15%
リフォームの予算準備状況は、多くの購入者が慎重な姿勢を示していることを表しています。「予算をきちんと準備している」と答えた人は約16%にとどまり、多くの人が予算面で課題を抱えていることが明らかになりました。
この結果から、リフォームを希望していても実際の予算準備に移れていない人が多いことが分かります。
予算準備における課題

- 予算準備が進まない主な理由として、
- リフォーム費用の相場が分からない
- どの程度の予算が必要か見積もりが困難
- 他の生活費との兼ね合いで優先順位を決めかねている
- 専門業者への相談をまだ行っていない
といった要因が考えられます。これらの課題解決が、リフォーム実現への重要なステップとなります。
無料オンラインセミナー

プロが現場で見極める4つのポイント
【セミナーの内容】
- 築26年以上でも価値を保つ物件とは
- 耐震性・寿命・建て替えリスク
- 信頼できる不動産会社の見分け方
- 掘り出し物件の探し方
- 都市部の市況や将来予測をカバー
- 後悔しない買い時を判断できる
年代別・性別による傾向分析 年代別の特徴
20代(約14%)
20代は比較的リフォームを考えずに購入する傾向があります。しかし現在のリフォーム意向では積極的な姿勢を示す人も多く、住み始めてから新たなニーズが生まれていることが分かります。
30代(約31%)
最も多い年代層である30代は、リフォーム前提での購入と現状維持の両方に分かれています。自分好みの空間作りへの関心が高く、キッチンや水回りの改善を希望する声が多く見られます。
40代(約32%)
40代は実用性を重視する傾向があります。間取りの変更や設備の更新など、生活の質向上を目的としたリフォームを検討する人が多いのが特徴です。
50代以上(約23%)
50代以上では費用対効果を慎重に検討する傾向が強く、必要最小限のリフォームを考える人が多くなっています。
性別による違い
男女間で大きな違いは見られませんが、女性の方がキッチンや水回りの機能性向上を重視する傾向があり、男性は構造的な変更や設備の更新により関心を示す傾向が見られました。
まとめ:中古マンション購入者のリフォーム意識
今回の調査から、中古マンション購入者のリフォームに対する意識は多様であることが明らかになりました。購入時にリフォームを前提としていなくても、実際に住み始めてからリフォームへの関心が高まる傾向があります。
しかし、予算面での準備が最大の課題となっており、リフォームを希望していても実現に向けた具体的な行動に移れていない人が多いのが現状です。中古マンション市場の活性化には、購入者がリフォーム費用を適切に見積もり、計画的に予算準備を進められるような支援体制の充実が重要といえるでしょう。
また、住み始めてから生まれる新たなニーズに対応するため、購入後のリフォーム相談体制の整備も求められています。