シングルマザーが中古マンションを購入する前に知っておきたい6つのデメリット

時代とともに、女性が一人で生活を維持することも現実的な選択肢となり、夫婦関係を終えてシングルマザーとして歩む方も増えています。

そんな日々の中で、精神的にも経済的にも課題になりやすいのが「住まい」の問題。

そこで今注目されているのが「中古マンション」という選択肢です。

新築に比べて価格も抑えられ、学区が安定しやすい点や、将来子どもに資産として残せる可能性がある点も魅力です。

ですが、家を購入するということはシングルマザーにとって難しいハードルがあったり、リスクが存在したりします。

今回はシングルマザーが中古マンションを購入する場合、あらかじめ知っておきたいデメリットについて解説します。

中古物件探しからリフォーム・リノベーション、購入後の暮らしまで伴走する「スムナラ」のサポート内容もあわせてご紹介。

頑張るシングルマザーの皆様とお子様達の「人生を守る家」に中古マンションはおすすめできるのか?ぜひ最後までご覧くださいね。

目次

「家を買いたい!」シングルマザーが今増えています

シングルマザーになった時、一番大きな感情は「不安」ではないでしょうか。

「子供を抱えての生活を安定させられるか」

「この物価高の中、突然家賃が上がってしまったらどうしよう」

「帰る家があることで子供のメンタルを安定させてあげたい」

そんな不安を抱えながらも、家を「買う」という選択肢に目を向けるシングルマザーが今、確実に増えています。
とはいえ、家を買うことはゴールではなく、“未来の生活をどう守るか”という長期戦のスタート地点。

中でも「中古マンション」は価格帯を抑えることが出来るため、比較的手が届きやすいと候補になることが多いです。
ですが、もちろん「中古マンション」にはメリットだけでなくデメリットもあります。

中古マンションは価格面で魅力的に見える一方で、見落としがちなリスクもあります。

スムナラでは、「今買える」だけでなく「10年後も安心できるか」という視点を大切にしています。
このページでは、購入前に知っておきたい6つのデメリットを紹介します。

デメリット①住宅ローン審査の壁

家を購入したいと考えたときに、一番大きく立ちふさがる壁が「住宅ローンの審査」です。

一般的に、住宅ローンの審査では年収・雇用形態・勤続年数・信用情報などを評価し総合的に判断されます。
シングルマザーの場合、子育てのためにパートタイム勤務や在宅しやすいフリーランス・自営業という働き方を選んでいる人も多いため、正社員に比べて安定性が低いと見なされやすいのが現状です。

また、金融機関によっては「子どもがいる=生活費の固定支出が多い」と判断し、同じ年収でも審査に不利になるケースもあります。

可能であれば長期的な安定性を示せる(預貯金の額・仕事の安定的収入実績・フリーランスの場合は法人化するなど)対策ができると良いでしょう。

さらにシングルマザーの方にとっては、ただでさえ育児と仕事の両立に追われる中、手続きや書類集めの手間も大きな負担になってしまいます。

それでも家の購入に踏み切りたいと思ったら、以下のような方法を検討してみましょう。

  • 「フラット35」などの比較的審査が柔軟なローン商品の活用
  • 国や地方自治体が実施している母子家庭向け住宅支援制度の利用
  • 金利が多少高くても審査に通りやすい金融機関を検討

厳しい現実ではありますが、審査の難しさを理解したうえで冷静に対策することが重要です。

デメリット②修繕費や管理費の負担が見えにくい

中古マンションは購入価格が手ごろで手を出しやすいと考えられますが、中古である以上劣化や破損がある可能性があり、修繕費や管理費が予想以上にかかることもあります。

特に価格が狙いやすいと感じる築20年以上の物件になると、建物全体の老朽化が進んでいる可能性が高く、定期的な大規模修繕が必要になるケースもあります。

マンションには「修繕積立金」や「管理費」という建物を健康に維持していくための費用が毎月発生します。
もちろんこれらが安い物件もたくさんありますが、それがかえって落とし穴となる場合があります。
もしも積立金が長年適切に積み立てられていなかった場合、いざ大規模修繕となると「一時金」として数十万円の追加費用を請求されてしまうことも。

また、マンションの所有者の代表で組織される管理組合が機能していない物件では、ゴミの放置や設備トラブルが適切に解決されず、住環境そのものが悪化する恐れもあります。

中古マンションを購入する前には管理組合の財政状況(決算書・長期修繕計画)や、過去の修繕履歴と今後の予定、管理会社についての口コミなどを調べておくのが良いでしょう。

スムナラでは、“資産として安心できる中古マンションかどうか”という視点で、建物の状態や管理組合の実態まで丁寧に調査・整理したうえでご紹介しています。

デメリット③間取りが使いづらい・設備が古い

中古マンションの多くは、建築当時のトレンドや要望の多かった条件に基づいた設計になっているため、現代のライフスタイルに合わないことがあります。

たとえば和室中心で収納が少ない、洗面所やキッチンが狭い、子ども部屋が確保しづらいなど、子育てには不向きな間取りとなっていることも少なくありません。
これらはリフォームやリノベーションで解決することもできますが、その分費用が上がるため現実的ではありませんよね。

さらに、水回りの設備が古いとリフォームが必要になる可能性も高く、せっかく費用を抑えるために中古マンションを選択したのに、購入後すぐに多額の出費が発生してしまい後悔した…なんてことになってしまうかもしれません。

また、築年数が古いと断熱性や防音性も低く、生活の快適さに影響してしまうことも大きな問題です。

中古マンションを購入する際には必ず内見をし、自分と子供の生活に必要な部屋数はあるか、設備は日常に支障ないかを確認し、もしも問題がある場合リフォーム費用は予算内に収まるかも合わせて慎重に検討する必要があります。

ですが、リフォームやリノベーションを予算に含めて検討することで理想の家を手に入れられるというメリットもあります!
住みにくいと感じる変わった間取りも劇的に変化することも可能ですので、ぜひ専門のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してライフスタイルに合わせた無理のない、でも自由度のある予算を検討してみましょう。

デメリット④子どもの成長やライフステージ変化に対応しにくい

中古マンションを選ぶときには、住む場所の利便性や子供が通うことになる学校についても調査が必要です。

小学校に通っているうちは便利でも、中学・高校・大学と進学するにつれて、通学先が遠くなる可能性があります。
また、学区内に必要な塾や子供が希望する習い事の場所がなく、送り迎えで結局仕事時間を削らなければならないといったことが起こる可能性もあります。
ご自身の転職や親の介護といったライフステージの変化が起きることも十分に考えられるでしょう。

賃貸であれば、引っ越すことは比較的簡単に行うことが出来ます。
ですが、マンションを購入すると簡単に別の場所に移ることはできません。
特に中古マンションの中でも値段が低く設定される築古物件は、購入するときは費用が抑えられるメリットはありますが、売却するとなると時間がかかる上、希望通りの価格で売れないリスクがあります。

中古マンションを購入する際は価格だけではなく立地や周辺の利便性も考慮し、「子どもの将来」や「自分の老後」を見据えた長期的な視点で判断することが大切です。

デメリット⑤資産価値が下がる可能性

不動産は「資産」になるから良いと言われる一方で、実際には価値が下がることも珍しくありません。
特に中古マンションは、築年数が古くなるほど市場価値が下がっていく傾向があります。

さらに駅から遠い不便な立地や、設備が整っていない、管理が行き届いていないなどの条件が重なるとさらに売るのは難しくなるでしょう。

逆に言えば、「価値が落ちにくい物件」を選ぶことができれば、それは親から子への選択肢の継承にもつながります。

また、売る際の条件は整っていても、その分無理をして高いローンを組んで購入してしまった場合、ローンの残債が売却価格を上回る「オーバーローン」状態になり、新しい住まいへの移行が難しくなります。

「買った=安心」ではなく、「将来売れるか」「価値が残るか」も含めた視点が必要です。

デメリット⑥物件管理や住民トラブルへの対応が必要

マンションは「共同住宅」であるため、他の住民との関係性がとても大切になります。
住民の代表である理事会や管理組合の運営に参加することが求められる場合もあり、時間的にも精神的にも負担が大きくなることがあります。

特に築年数が古いマンションでは、住民の高齢化が進んでいたり、所有者不在の「空き部屋」が増えていたりすることもあります。

こうした状況では、管理の質が低下し、住民同士のトラブルも起きやすくなります。

育児や仕事に追われる中で、近隣との摩擦に悩まされるのは避けたいところです。
購入前に物件を何度か訪れ、マンションのエントランスにごみは放置されていないか・壁のひび割れなどがそのままにされていないか・マンションの住民に挨拶をしたときにどのような対応をされるかなど自分が住んだ時に良い環境であるかをチェックしておきましょう。

可能であれば物件の周辺を朝や夜など時間を変えて訪れ、治安を確認するとさらに安心です。

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まとめ

今回は、シングルマザーが中古マンションを購入することについて、6つのデメリットを解説してきました。最後にこの記事で押さえておきたいところをまとめます。

◎購入は「ゴール」ではなく「スタート」!

  • 賃貸は「他人の資産」分譲は「自分の資産」
  • 退職前の無理ないローン返済を目指すなら「中古マンション」
  • 中古マンションは費用を抑えられるだけでなく自分好みにリフォームしやすく楽しみも◎
  • マンション購入の際はどちらが「安心」か考えよう

「家を買う」という選択は、多くの人にとって人生の大きな決断です。特に育児と仕事の両方に一人で奮闘しているシングルマザーにとっては、経済面・時間面の余裕が限られている中での挑戦とも言えます。

中古マンションは価格面では魅力がありますが、それを「買った後の生活」が本当に幸せに近づくかどうかは、慎重な見極めが必要です。

住宅購入には、様々な不安もありますが、だからこそ「正しい情報」と「伴走してくれる専門家」が必要です!

家を買いたい!と思ったら、物件売却も購入もワンストップでサポートしているスムナラにぜひご相談ください。
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この記事の制作体制
  • 4年前に中古物件を購入しフルリノベーションを経験。新築注文住宅とは違った要望を叶えられるリノベの魅力に取りつかれ、現在も最高の我が家を家族とDIYで更新中。「ライターは代弁者」をモットーに相手の言葉に寄り添い魅力を引きだすコンテンツ作成を心がける。

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