株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女123名を対象に、「中古マンション購入後の市場・価格相場への関心と買い直し意向」についてのアンケート調査を実施しました。
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調査概要
調査内容:「中古マンション購入後の市場・価格相場への関心に関するアンケート」
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年12月2日(火)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:123人
調査対象:男性69人、女性54人
回答者について
回答者の性別

- 女性:約44%
- 男性:約56%
回答者の年代

- 20代:約16%
- 30代:約21%
- 40代:約36%
- 50代:約22%
- 60代以上:約5%
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中古マンション購入後も中古マンションの市場や価格相場は気になりますか?
中古マンション購入後も市場や価格相場が気になるかどうかを質問しました。住宅購入後の資産価値への関心度を把握することが目的です。以下が回答結果です。

- どちらかといえば気になる:約38%
- 気になる:約34%
- 気にしていない:約20%
- どちらかといえば気にしていない:約8%
「気になる」「どちらかといえば気になる」を合わせると約72%の回答者が、購入後も中古マンションの市場や価格相場を気にしていることがわかりました。購入後も資産価値の変動に関心を持つ人が多数を占めています。不動産は資産としての側面が強く、購入後も市場動向を注視する傾向が顕著に表れています。
市場・価格相場が気になる人の傾向
市場や価格相場が気になると回答した人の具体的な理由を分析すると、以下のような傾向が見られました。回答者のコメントを分類し、主要な理由をまとめています。
- 将来的な売却を視野に入れている
- 自分の資産価値を把握したい
- 購入判断が正しかったか確認したい
- 住み替えの可能性を考慮している
- インフレや物価高の影響を気にしている
「売却するときの相場に関係してくる」「自分の資産価値の評価に繋がる」「自分の購入が正しかったかどうか知りたい」といったコメントが多く見られました。購入した物件を単なる住居ではなく、資産として捉えている傾向がうかがえます。特に将来の売却を見据えた回答が目立ち、住み替えや資産運用の観点から市場動向を注視している人が多いことがわかりました。
売却を意識する人の具体的な声
将来の売却を意識している回答者からは、以下のような具体的なコメントが寄せられました。「いつかは売ろうと思っている」「売る際に少しでも高く売りたい」「引っ越すときに高く売れるか知っておきたい」など、出口戦略を重視した意見が多く見られます。中古マンションを購入する段階から、将来の売却価格を考慮している傾向が明らかになりました。
資産価値を意識する人の具体的な声
資産価値を意識している回答者からは、「自分の資産になるから」「資産価値を確認したい」「資産価値の変動を把握しておきたい」といったコメントがありました。マンションは長期的な資産であり、その価値を定期的に確認することで、家計全体の資産管理に役立てている様子がうかがえます。
市場・価格相場が気にならない人の傾向
一方、市場や価格相場が気にならないと回答した人(約28%)の理由には、以下のような特徴がありました。購入後の価格変動に対して異なる価値観を持っている層の考え方がわかります。
- 既に購入済みで変えられないから
- 売却の予定がないから
- 現在の住まいに満足しているから
- ずっと住む予定だから
- 興味がない、気にしても仕方がないから
「もう購入済みだから」「売ったりすることはないと思う」「ずっと住む予定なので」といった回答が目立ちました。終の住処として購入した人は、市場価格の変動に左右されない姿勢を持っていることがわかります。また、「下落して固定資産税が安くなれば助かる」という現実的な意見もあり、売却を考えない人にとっては価格下落もマイナスではないという考え方も見られました。
もし可能であれば、マンションを買い直したいですか?
中古マンション購入者に対して、可能であればマンションを買い直したいかどうかを質問しました。現在の住まいへの満足度と、住み替え意向を把握することが目的です。以下が回答結果です。

- 買い直したくない:約48%
- どちらかといえば買い直したい:約23%
- どちらかといえば買い直したくない:約22%
- 買い直したい:約7%
「買い直したくない」「どちらかといえば買い直したくない」を合わせると約70%の回答者が、現在の住まいに満足しており買い直したくないと回答しました。中古マンション購入者の多くが自身の購入判断に満足していることが明らかになりました。一方で約30%は買い直しを検討しており、ライフステージの変化や物件への不満がある層も一定数存在します。
買い直したくない人の傾向
買い直したくないと回答した人(約70%)の具体的な理由を分析すると、以下のような傾向が見られました。現在の住まいへの満足度の高さが主な要因となっています。
- 現在の住まいに満足している
- 手続きや費用の負担を避けたい
- 立地や環境が気に入っている
- 資金面での制約がある
- 探す手間が面倒だから
「今の住居に満足している」「今の場所を気に入っている」「手続きが面倒だから」といったコメントが多数を占めました。現在の生活環境への満足度が高いことに加え、住み替えに伴う手間やコストも買い直しを望まない理由となっています。「価格が上がりすぎている」という市場環境への言及もあり、現在の不動産市況を踏まえた判断をしている人も見られました。
満足度の高い人の具体的な声
現在の住まいに満足している回答者からは、「かなり良い物件だから」「立地がよく住み心地も良い」「今以上の物件が見つかると思わない」といった具体的なコメントがありました。物件の品質や立地条件に対する満足度が高く、積極的に買い直しを検討する必要性を感じていない様子がうかがえます。
手続き・費用を懸念する人の具体的な声
住み替えの手間や費用を懸念する回答者からは、「手続きや費用が再度かかる」「探すのが面倒だから」「契約が面倒」といった声がありました。不動産購入には多くの手続きと費用が伴うため、一度購入を経験した人ほどその負担を実感していることがわかります。
買い直したい人の傾向
買い直したいと回答した人(約30%)の理由には、以下のような特徴がありました。現在の住まいに何らかの改善点を感じている層の考え方がわかります。
- より良い環境・立地を求めている
- 築年数が経過し設備が古くなった
- 家族構成やライフスタイルの変化
- 資産価値の高い物件への住み替え希望
- 騒音などの住環境への不満
「今より良い環境を望む」「築年数が増えてくる」「家族構成が変わった」「より市場価値が高いものを買いたい」といった回答がありました。ライフステージの変化や物件の経年劣化が、買い替えを検討する主な要因となっています。また、「騒音がないと聞いていたが、あるので」という購入後に判明した問題への不満も見られました。
ライフスタイルの変化を理由とする人の具体的な声
ライフスタイルの変化を理由に買い直しを検討している回答者からは、「子供が増えた場合に広い家に住み替えたい」「家族構成が変わった」「夫の介護をしており、バリアフリーなど今より良い環境が必要」といったコメントがありました。家族の状況変化に応じて、住まいの条件を見直す必要性を感じている人が多いことがわかります。
物件の経年劣化を理由とする人の具体的な声
物件の経年劣化を理由に買い直しを検討している回答者からは、「古いとメンテナンスがかかってくる」「設備が古くなっている」「修繕積立金が予想外に上がった」といった声がありました。中古マンションは購入時点で既に一定の築年数が経過しているため、将来的な維持管理費用の増加を見越した判断が必要となることがわかります。
まとめ
中古マンション購入経験者123人を対象にした本調査の結果を以下にまとめます。
- 購入後も市場・価格相場を気にしている人は約72%
- 主な理由は「将来の売却」と「資産価値の把握」
- 買い直したくないと回答した人は約70%
- 現在の住まいへの満足度は高い
- 40代を中心とした働き盛り世代が購入の中心層
購入後も市場や価格相場を気にしている人が約72%に上ることが明らかになりました。主な理由として「将来の売却時の参考にしたい」「資産価値を把握したい」という回答が目立ち、購入した物件を資産として意識している傾向がうかがえます。不動産は人生における大きな買い物であり、購入後もその価値を継続的に確認したいと考えるのは自然なことといえます。
一方で、約70%の回答者が「買い直したくない」と回答しており、現在の住まいへの満足度は高い結果となりました。「今の住居に満足している」「立地が気に入っている」という声が多く、中古マンション購入者の多くが自身の購入判断を肯定的に評価しています。価格の手頃さと立地条件のバランスが取れた物件を選択できていることが、高い満足度につながっていると考えられます。
40代を中心とした働き盛り世代が回答者の中心層となっており、住宅購入の主要な担い手であることがわかりました。今後も中古マンション市場において、資産価値を重視しながらも生活満足度の高い物件選びが重要となるでしょう。購入を検討している方は、将来の売却や住み替えの可能性も視野に入れながら、自身のライフプランに合った物件を選ぶことをおすすめします。

