整地とは、土地の不要なものを除去し凹凸をならした状態のことを指します。
結論から言うと、整地には以下のメリットやデメリットがあります。
このようにデメリットはほとんどなく、整地をすると土地の活用の幅が広がるので便利です。
しかし、整地にはいくつか仕上げの種類があるため、目的と異なる種類を選んで整地をすることによって、余計な費用がかかってしまうこともあります。ゆえに注意が必要です。
整地に失敗すると「活用したいことと全然違う整地の仕上げ方法にしてしまった・・・」なんてこともあるかもしれません。
そこで本記事では、以下の内容についてご紹介します。
▼本記事でわかること
- 整地とは
- 整地のメリットやデメリット
- 整地すべき人はどんな人なのか
- 費用相場や業者の選び方
この記事を最後まで読むことで、整地についての基礎知識を理解したうえで、自身が整地すべきかそうでないかの判断ができるようになります。
ぜひ、最後までご覧ください。
1.整地とは
整地とは、石や雑草、木、廃材といった不要なものを取り除いて、凹凸をなくした土地のことです。
一般的に地中に不要なものがないかを確認し、重機で土地に圧をかけて固める転圧作業もおこないます。そのため、整地をすることで土地がきれいに整った状態になります。
整地の流れは以下のとおりです。
このように地中に不要なものがあれば取り除き、土地になにもない状態で重機で均して、踏み固めて地盤を安定させます。
整地の仕上げ方法によっても作業内容は異なりますが、家の解体後や家の建築前などさまざまな場面で整地がされているのです。
2.整地の種類
整地にはいくつかの仕上げ方法があります。
整地の種類を知ることで、実際に「どの仕上げ方法にすればよいか分からない」という方でも自身がどの整地の仕上げ方法にすべきか考えることができます。
それぞれについて見ていきましょう。
2-1.粗仕上げ(粗整地)
建物を解体したのちに出てくるコンクリートやガラス片、草木といった不要なものを除去し、土地をならした状態までの仕上げ方法になります。
使い道の決まっていない土地に施されることの多い仕上げの種類です。
作業内容は業者によって異なるため、仕上がりも多少の差があります。
とりあえず土地を整えておきたい、家を建てることのできる状態にしておきたい方におすすめです。
2-2.砕石整地(砕石舗装)
砕石整地は、粗仕上げをした後に砕石を敷き詰め、転圧をかけた整地の仕上げ方法です。
砕石は天然の石を砕いたものなので、砂利と異なって石が角張っているため、基礎工事のコンクリートの下にも使われています。
砕石整地をおこなうと多少の防草効果があるだけでなく、地盤が緩むのを防いでくれる効果も。
さらに見た目がきれいに見えます。
土地を整えながらも見た目をきれいに見せたい方や多少の防草効果がほしい方におすすめの仕上げ方法です。
2-3.真砂土整地
真砂土整地は、整地をしたうえから真砂土を敷き詰め、転圧をかけたものです。
真砂土は花崗岩が風化したもので、水はけのよさが特徴。
シンプルな見た目なので広い用途で使えますが、特にガーデニングや庭に適しています。
見栄えをよくしておくことで直接、売却価格に影響が出るため、土地を売却する際におすすめの整地の仕上げ方法です。
2-4.アスファルト整地
アスファルト整地は、砕石整地と合わせて使われる整地の仕上げ方法でより平らにしたいときにおこなわれる仕上げ方法です。
道路やお店の駐車場によく使用されています。
アスファルト整地では、土地の高さを均一にしつつ、雨水が流れるように水勾配を測定し、整地をおこないます。
数時間で固まるため、工事の時間は短いのがメリットです。
しかし、アスファルトは熱に弱く、ひび割れやすいため、定期的なメンテナンスが必要な仕上げ方法でもあります。
アスファルト整地は、駐車場にするときにおすすめな整地の仕上げ方法です。
2-5.コンクリート整地
コンクリート整地も砕石整地と合わせておこなわれる仕上げ方法です。
固まるのに時間はかかりますが、アスファルトより強度が高いため、住宅の外構、駐車場といった用途で使われます。
見た目はきれいですが、いざ「コンクリートをなくしたい!」「すこし変えたい!」と思っても簡単には取り除きや加工などは難しく、かなり手間がかかります。
コンクリート整地もアスファルト整地同様、駐車場にしたい方におすすめの仕上げ方法です。
2-6.防草仕上げ
防草仕上げは、雑草をしっかりと除去した上で整地をし、防草シートを被せる整地の仕上げ方法になります。
雑草が生えなくなるため、非常に便利な整地です。
雑草を根から除去しないと、のちに雑草が生えるため、丁寧に作業をおこなう必要があります。
見た目があまりよくないので、防草シートの見た目が気になる方は人工芝などで見た目を整えましょう。
防草仕上げは、土地を活用するかは分からないけれど、とりあえず雑草が生えて手入れをするのは避けたいという方におすすめです。
3.整地と更地、造成との違い
整地の他に更地や造成という似たワードも存在します。どのワードも土地に関連していることなので、混在しやすいワードでもあります。
「それぞれ一体どんな違いがあるの?」と疑問に思いますよね。
整地と更地、造成には以下の違いがあります。
なお、宅地とは現在土地の上に建物が立っている状態の土地、もしくは建物を立てるために使える土地のことを指します。
更地、造成ともに整地とどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
3-1.整地と更地の違い
整地をしている宅地は“整地”、整地されていない宅地は“更地”と呼びます。
整地されていない土地というのは、草木が生えていたり、土地活用がされていなかったり、地面が押し固められていないもののことを指します。
例えば、家の解体後に草や木、ガラス片といった不要なものを除去して土を重機で押し固めていれば整地、不要なものを除去しておらず、土を重機で押し固めていなければ宅地ということです。
宅地であれば、草木が大量に生えていて山林の状態になっていても“更地”です。
なお、整地済みの土地の方がすぐに建物を建てられるので、需要があります。
3-2.整地と造成の違い
造成は、宅地にするための大規模な開発工事のことです。
例えば、山林や農地といった宅地ではない土地を宅地化する工事のことを造成といいます。
整地と造成にどのような違いがあるのかというと、工事の規模や工事の実施者が異なるということです。
整地は地面の不要な石やコンクリート片といった表面上の凹凸をなくすような中小規模の工事に対して、造成は山林といった大幅に土地の形状や区画を変えるような大規模な工事です。
例えば整地は、解体業者などが簡単に行えるのに対し、造成は基本的にハウスメーカーや大型工事専門の業者が行います。
特に造成は「宅地造成等規制法」という法律により、都道府県知事に申請しなければ、宅地に作り変えることはできません。
家を建てられる状態になるという点では整地と同じですが、工事の実施者や規模が全く異なるという違いがあるという認識をするとよいでしょう。
4.整地が行われる4つのケース
整地にはさまざまな仕上げ方法がありましたが、「どのような活用をするときに整地がおこなわれるの?」と思う方もいるでしょう。
整地が行われるのは主に以下の4つのケースがあります。
一般的に整地をよくされるのが上記のケースです。
4つのケースをそれぞれ見ていきましょう。
4-1.土地を少しでも高く売却するケース
整地がおこなわれるケースとしてまず挙げられるのが、“土地を少しでも高く売却する”ということです。
整地をされている土地は、整地されていない土地と比べると高く売却されやすい傾向があります。
例えば、買い手が家を建てる目的で土地を探しているとしましょう。その場合、1,500万円の草木がかなり生えている更地の土地と1,550万円の整地されている土地候補があるとします。
わざわざ整地をする手間が省けて、できるだけ早く家の建築に着手してもらえるため、すでに整地をされている1550万円の土地を選びますよね。
このように土地を少しでも高く売却したい場合に整地はおこなわれます。
4-2.駐車場として利用する
整地がおこなわれやすいケースの2つ目は、“駐車場として利用する”ということです。
駐車場として利用する場合、粗仕上げや砕石、砂利、コンクリート、アスファルトで整地されることがほとんどです。
駐車場を経営する場合は基本的に工事期間が少なく、すぐにオープンさせることができます。
そのため、とりあえず土地を何か活用したい、マンションやアパート経営の資金を貯めたいというように暫定的な土地活用として使えます。
このことから駐車場として利用する際に整地はよくおこなわれています。
4-3.新しい家を建てる
新しい家を建てる場合も整地が行われるケースの1つです。
なぜなら、家を建てる場合、一度きれいに整地しなければ家を建てることができないからです。
というのも新築工事は基礎工事から始まるため、不要なものが残った凹凸のある状態では基礎が傾いてしまう恐れがあります。
そういったことを防ぐためにも新しい家を建てる際には入念な整地をします。
4-4.雑草の除去の手間をなくす
雑草の除去の手間をなくすのも、よく整地がおこなわれるケースの1つです。
なぜなら土地をそのまま放っておくと雑草や木の根がしっかりと張ってしまい、都度手入れをおこなう必要がでてくるからです。
雑草の除去の手間を完全になくしたいのであれば防草シートで仕上げるのがおすすめ。
雑草の除去は体力的にもかなり消費するため、手間をなくしたいという方も多いでしょう。
このように雑草の除去の手間をなくすためにもよく整地がおこなわれています。
5.整地をするメリット4つ
「整地をすることでどういったメリットがあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
整地をするメリットには以下の4つのことが挙げられます。
それぞれについて見ていきましょう。
5-1.土地活用の幅が広い
整地は“土地活用の幅が広い”というメリットがあります。
更地の場合では不要なものが残っている状態のため、駐車場にしたり、家を建てたりすることはできず、土地の活用がしにくい状態です。
しかし、整地は、不要な草木などが取り除かれている状態のため、駐車場や家、コンテナ型のトランク経営など、さまざまな用途で活用ができます。
そこで、整地をしておくことによって、土地の活用方法が決まるとすぐに着手できます。
このようにさまざまな土地活用ができるため、土地を整地しておくと非常に便利です。
5-2.整地費用以上に高値で売れる可能性がある
整地をして土地が高く売れても、土地の売却価格が整地費用の方が高くつくのは避けたいですよね。
例えば、1500万円の土地があったとしましょう。整地代金が20万円ほどかかったとします。そうすると単純に考えると1520万円の土地ということが分かりますね。
しかし、1500万円で売れてしまうと整地費用である20万円損してしまうことになります。こういったケースは避けたいですよね。
ですが、整地されている土地は高く売れる傾向にあります。
というのも土地の購入者が新たに整地をしなくてよいので、すぐに家を建てたり、駐車場として利用することができ、整地の手間もコストもかかりません。
さらに転圧がされているため、地盤がしっかりしているからです。
そのため、もしも周りの同条件の更地が1530万円で販売されていても、整地されている1550万円の土地を購入する方がほとんどです。
このように整地費用以上に高値で売れる可能性があるというメリットがあります。
5-3.土地をきれいな状態にできる
整地をしていると“土地をきれいな状態にできる”というメリットがあります。
仕上げの方法によっては、草木が生えにくく、きれいな見た目を維持しやすいものがあるからです。
粗仕上げのままだと雑草が再び生えてくる恐れがありますが、砕石整地や防草仕上げをおこなうことで、雑草が生えてくるのを防ぐ効果が期待できます。
また、雑草や木はそのままの状態にするほど深く根を張るため、放置しておくと撤去費用が余分にかかってしまいます。早めに土地の雑草や木を取り除くと費用を抑えることに繋がります。
土地をきれいな状態に維持しやすいため、いざ活用する際に手間が省けたり、売却時に買い手に好印象を与えやすいでしょう。
5-4.工事を始めるのがスムーズ
整地をしておくことで、土地を実際に活用する際、工事を始めるのがスムーズです。
整地されていないと、いざ土地の活用しようとなっても草木やコンクリート片、ガラス片などを取り除く作業からしなければいけないため、余計な手間や時間がかかってしまいます。
しかし、整地をしておくとすぐに工事を始めることが可能です。
整地をしておくと工事を始めるのがスムーズになるので、土地の活用方法が決まっていなくても粗仕上げのような整地をしておくとよいでしょう。
6.整地するデメリットは特にない
整地には4つのメリットがありましたが、「整地をするデメリットってあるの?」と疑問に思いますよね。
整地をするデメリットは特にありません。
しかし、挙げるとするならば、以下の点が挙げられます。
- 費用がかかる
- 過剰な整地をして大きな費用を負担してしまったり売れにくくなったりする
「費用がある程度かかるのは分かるけど、“過剰な整地”って一体どんなものなの?」
「整地をすることで売れやすくなるんじゃなかったの?」と思う方もいるでしょう。
ここで指す過剰な整地というのは、必要のない整地のことです。
例えば、“将来家を建てる予定、もしくは家を建てる目的の方に人気な条件の土地”だとしましょう。
その土地に“コンクリート整地やアスファルト整地をする”ということです。
コンクリート整地やアスファルト整地は駐車場にするならば問題はありませんが、家を建てるとなるとコンクリートを除去しなければいけません。
そのため、もしも売却するとなれば買い手に「コンクリートで整地してるなら買わないでおこう」「ここの土地が家をすぐに建てられる状態だったらよかったのに・・・」と敬遠されてしまう原因となります。
このように過剰な整地をしてしまうと売れにくかったり、余計な費用がかかってしまったりということが起こるのです。
7.整地する際の費用相場
「整地についてのメリット・デメリットは理解できたけれど、整地ってどれくらいの費用がかかるの?」といった疑問を持ちますよね。
整地する際の費用は、土地の面積や状態、仕上げの種類によって変わります。
業者に依頼する際の費用相場として、粗仕上げの場合、1平方メートルあたり300〜600円が相場です。
あくまで相場なので、業者によって多少の差があります。
また、砕石整地や真砂土整地、コンクリート整地、アスファルト整地、防草仕上げなどは粗仕上げよりも費用がかかります。
整地の仕上げ方法別の費用相場は以下の通りです。
例えば、粗仕上げを99平方メートル(約30坪)するとなれば、29,700〜59,400円かかる計算となります。
ただし、雑草があまりに多い場合や抜根、大きな石の除去、斜面の土地の整地など、イレギュラーなケースが発生した場合は、追加費用がかかります。
整地の費用についてもっと詳しく知りたい方は、整地費用について書かれたこちらの記事をご確認ください。
8.迷わず整地をすべき人一覧
整地についての基本的な知識や情報が分かってきたところで、「整地すべき人って一体どんな人なの?」と知りたいですよね。
迷わず整地をすべき人を一覧でまとめました。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
8-1.土地を早急に整えないといけない人
迷わず整地をすべき人の1つ目は、“土地を早急に整えないといけない人”です。
「土地を早急に整えないといけない人ってイマイチ思いつかないけど、どんな人のことなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
例えば、建物の老朽化で道路などに支障をきたす恐れがあるため行政から注意を受け、建物を解体しなければいけない場合です。
そのまま建物を解体して更地といった方法もありますが、整地にしておくことで後の土地活用をおこないやすい状態になるので、迷わず整地することをおすすめします。
このように行政などから注意を受け、早急に整える必要のある方は整地をおこないましょう。
8-2.土地の売却予定がある方
土地の売却予定がある方も迷わず整地すべき人のうちの1つです。
土地を整地しておくことで、買い手に喜ばれるからです。
整地をしている土地は、すぐに家を建てることができたり、活用することができたりとなにかと便利です。
そのため、整地をしている土地は、整地をしていない更地より少々高値でも売れやすい傾向にあります。
土地の売却予定がある方は、迷わず整地しておくことで、土地を高値で売りやすくなるでしょう。
8-3.今後、家を建てる予定のある人
今後、家を建てる予定のある人も迷わず整地をしておきましょう。
というのも、更地のままではそのまま家を建てることができないからです。
家を建てる際は、基礎をきちんとできる状態にするためにも地中に埋まった草木や大きな石などを丁寧に取り除いた状態の整地にする必要があります。
更地のままでもよいのですが、いざ家を建てる算段になった際、結局整地をしなければいけません。
そうなると家を建て始めるのが整地をしてからになるので少し遅くなってしまいます。
せっかくのマイホームなので、早く建てて住みたい方も多いはず。
そのため、今後、家を建てる予定のある人は迷わずに整地をしてください。
8-4.土地の活用方法を特に決めていない方
迷わず整地すべき人の4つ目として挙げられるのが、“土地の活用方法を特に決めていない方”です。
メリットの部分でも触れましたが、整地をすることで土地の活用の幅が広がります。
そのため、現時点でも土地の活用方法を特に決めていない方は迷わず整地をすると良いでしょう。
整地が行われる4つのケースのように駐車場にしたり、後に売却したり、さまざまな用途で土地をすぐに活用することができます。
その他にも整地をすることで、最近では需要の高いコンテナ型のトランク経営やマンション・アパート経営などもスムーズに着手できます。
このように土地の活用方法を特に決めていない方も迷わず整地をしておくとよいでしょう。
9.整地をする際の注意点
整地をする際に気を付けることはいくつか存在します。
整地をするならできればきれいに、土地活用しやすい状態にしたいですよね。
また、「一体どんなことに気を付けたら失敗しないの?」と疑問に思うところ。
整地をする際の注意点は以下の2つです。
それぞれについて見ていきましょう。
9-1.信頼できる業者に依頼しないと後悔する可能性がある
整地をする際、信頼できる業者に依頼しないと後悔する可能性があるので気を付けましょう。
というのも整地は業者によって、作業の出来に差があるからです。
整地は小さな石まで細かく取り除いてくれる丁寧な業者から、大きめな石だけを取るなど大雑把な業者までさまざまです。
なかには、「はじめは見積もりが安かったことから契約をしたけれど、あとから追加料金を大量に請求されて、最終的にはかなり高額な金額になってしまった」というケースも。
そういった業者に依頼してしまわないためにも、業者選びに気を付けなければいけません。
「どういったところを気を付けたらいいの?」と思いますよね。
信頼できる業者に依頼するためには、以下の点を意識してください。
それぞれについて見ていきましょう。
9-1-1.明確な見積もりを出してもらう
整地の際、明確な見積もりを出してもらいましょう。
整地は業者によってある程度の費用相場がありますが、一律の価格ではありません。
多少の費用の差が生じます。
そして、明細を見る際はまず、詳細がよく分からない「○○一式」など簡潔にまとめられてないか確かめてください。
また、「○○一式」ばかりでまとめられていて、依頼者側が全く理解できない場合はしっかりと説明をしてもらうことも大切。
明確な見積もりを出すところや明細を丁寧に説明してくれるところを選ぶと、追加料金を取られるリスクもかなり減らすことができます。
リスクを減らすためにも明確な明細やきちんとした説明があるところかしっかりと見極めましょう。
9-1-2.複数社から見積もりを取る
整地の際は、複数社から見積もりを取りましょう。3社以上が望ましいです。
複数社から見積もりを取ることで費用や作業内容の比較ができます。
「どこまで作業をしてくれるか」を聞くことで、さらに精密な見極めができるでしょう。
よい業者を見つけるためにも複数社から見積もりを取ってください。
9-1-3.対応を見る
契約の際や問い合わせの際の整地業者の対応を見ましょう。
分からないことに対してきちんと答えてくれるか、雑に扱われていないかなど、しっかりと確認してください。
このように対応をしっかり見てよい業者を見極めるのもよいでしょう。
9-2.業者に任せきりにしない
整地の際は、業者に任せきりにしないようにしましょう。
「整地のプロに“お任せ”で頼んでおけば安心だよね」というわけではありません。
そこで、以下の点に気を付けましょう。
作業を任せてしまって確認せずに終えてしまうといざ自分が土地を見に行った際に「思った作業の仕上げと違う・・・」ということがありえます。
作業が終わったあとに業者がいる状態で自身の目で確かめると、思った仕上げと違ってもその場で修正してもらうことができるでしょう。
しかし、すべて終えた状態だとどうすることもできません。
このように業者に任せきりにせず、“自身もしっかりと確認するところは実際に足を運んで確認する”とい
うことに注意してくださいね。
10.まとめ
本記事では、整地についてご紹介しました。
整地とはどういったものなのかといった知識だけでなく、メリットやデメリットもしっかりと知りましょう。そのうえで過剰な整地を防ぐためにも“本当に整地をすべきか”判断できるようになることが大切です。
そこで、おさらいをしましょう。
整地と更地、造成には以下の違いがあります。
整地のメリット、デメリットもおさらいしておきましょう。
整地の費用相場は以下の通りです。
雑草が多い場合や斜面での作業などは追加費用がかかる場合があるので気をつけてください。
迷わず整地をすべき人や注意点についてもおさらいしましょう。
この記事が整地について知りたい方の参考になりますと幸いです。
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